昨日、録画していたNHKドキュメント「電球の陰謀」を観ました。
企業が、本来2500時間点灯できる電球を「たくさん売るために」1000時間に
世界規模のカルテルを結ぶ・・という100年前の話から、
現代の「計画的に老朽化するように最初から設計する」製品
について、スペインとフランスの制作会社が追求していく番組でした。
i-podのバッテリーが1年半しか持たないように当初設計されていて、
しかもバッテリー交換には応じず、買い替えを推奨するということから、
訴訟が起こり、現在は保証期間2年の間ならバッテリーを交換することになった話や、
エプソンのプリンターにもともと「回数カウンター」が内蔵されていて、
一定の回数になると「故障」になるため、(お店では買い替えを推奨する。)
番組スタッフが無効化するソフトをダウンロードして、
問題なく使えるようにする・・・といったような内容でした。
他にも、ストッキングを破れやすくさせる会社の研究とか、とりあげていました。
45分のドキュメンタリーでしたが、内容が濃く、
身近なものも多かったので集中して観ました。
表面上の「自由さ、先進性」と全く違う、
「陰謀」といっても良いような「初めから一定期間で故障する」性質をもった製品が
意図的に今の時代も作られているんだな、と。
無理やり一緒に見せた息子は、
「そうしないと会社がもうからないんじゃないの。」と、
冷めた感想を最初言っていたので、
資源問題・ごみ問題をからめ、再度考えさせました。そうしたら、
「この問題は受験の小論文むきだわ。」という
感想(捨て台詞?)に変わりました。